VGC-LT82DBの解体・極小手引き書 (2010.8.30)

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◆ソニーバイオVGC-LT82DB・外カバー、内カバーの外し方


 ソニーパソコンの筐体(ケース)の開き方は、少し難しいように思います。
 私が使っていた1つ前のパソコンsonyソニーバイオ PCV-HS23BL5(2003年発売、WINDOWS-Xp)のときも、悪戦苦闘の末に何とか開くことができました。最後はやや力任せに行ったので、壊れる3歩手前という感じ。通常の止ビスのほかに、両外カバーの後方・内側に止めフックが有ったのです。
 この止めフックを押した状態で、外カバーをスライドさせれば良いのです。分かってしまえば簡単なことですが、、。
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 余談が長くなりましたが、VGC-LT82DBについても同様で、【分かってしまえば簡単なことですが、、】なのです。こちらも長時間をかけ、試行錯誤の末、無事にカバーを開いたときは壊れる3歩手前という感じだったのです。
      ソニーバイオVGC-LT82DB
◆まず外カバーを外します。
 これはビス留めなど無く、簡単に外れます。メーカ提供のマニュアルの中にも書かれています。
◆次は、支え(スタンド)を外します。
 「パソコン立て(スタンド)」の部分です。合計6本のビスで止められていますが、ビスは分かり易い場所にあります。
 この作業から以降は、パソコンを倒して痛めないために、あらかじめ液晶画面部分を下にして寝かせて作業をします。
◆内カバーを外します。
 この寝かせた状態では、止めビスの向きは全て垂直方向です。長いビス6本、単ビス11本を外します。全部ではありませんが、ほとんどのビスを外します。
 単ピスには2種類あり、後で調べたら螺旋のピッチが異なります。その区別が分かり易いように、片方のビスには側面にペイントがされています。
 ビスを外すときには、内カバー本体か、自作の見取り図に、外したビスの種類を書いておくと良いでしょう。
 また隠しビスではないのですが、見えにくい、見落としやすい場所にあるビスもあります。夜の室内で行った私の場合は、全てのビスを外したのにカバーが外れず、懐中電灯で調べ直して、外し漏れていたビスを見つけました。


◆写真の説明
 分かり易くするために、パソコンを立てて置き、右側に外した内カバーを少し離した状態で立てかけてあります。
 いろいろ調べましたが同類機種のカバーの外し方のサイトが見つからず、試行錯誤しました。液晶画面を囲む前面にある額縁のような部分を外しかかりました。これが強引に行うと、壊れる少し前の力で少しずつ、パカッ、パカッ、と外れていくのです。(古い機種では、ここを外しているような写真もあったもので、行ってしまいました。)  最後の2カ所のみがどうしても外れず、これ以上の力で行えばプラスチック部分が欠けて壊れそうに思い、踏みとどまりました。
 外すのは、パソコン後部の内フタ(内カバー)の部分です。お間違いなく。

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◆VGC-LT82・「Operating system not fund」、パソコンが立ち上がらないことが多くなった

 ある日を境に、電源を入れても正常に立ち上がるのが5〜10回に1回というひどい状態になってしましいました。
 ダメなときは最終的には、「Operating system not fund」のエラーメッセージです。5〜10回に1回は起動するのですから、Operating system(WINDOWS vista)は存在しているはずです。
 いろいろ調べましたし、何度かリカバリー(再セットアップ Cドライブ)なども試しました。
 最後はソニーへの電話相談。2年前に購入なので、無料サービスの1年を過ぎているので、質問も有料。1問、確か2,100円くらい。親切には対応してくれましたが、ほとんど役立ちません。
 再び、何度かリカバリーを。最後は、ハードディスクを工場の出荷状態に戻すというリカバリー。それでもダメに、ソニーに修理依頼。
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 4日目に電話があり「HDの故障である。HD交換の部品代5万円、修理の技術料1.6万円かかるが、宜しいか」との確認電話がきました。純正部品でなければ、他社の一流品が1/10以下で買えるので、部品代5万円は高すぎます。
 ということで、「マザーボードなどの故障ではないこと」を確認したうえで、修理依頼のキャセルをしました。
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 修理に出す前には、100GB当たりを1時間もかかるHDの各種チェックなどなども実施。正常と診断されたので、HDの故障は無いと確信していました。
 大容量のHDを6千円ほどで購入し、交換してから半月ほどたちますが、同様のトラブルは起きていません。間違いなくHDの故障でした。
 部品代は、同じ500GBのHDなら4千円弱です。1テラにしたので6千円ほどでした。日立製品です。それにしても、HD交換の純正部品代5万円は高すぎますね。
 修理依頼をキャンセルしましたが、見積もり診断料として5,250円がかかりました。このことは事前に説明されていましたし、往復の宅急便送料込みなので納得料金です。

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◆VGC-LT82とHD丸ごとバックアップ「Acronis True Image 11 Home」の相性

 少し取っつきにくさはありますが、HD丸ごとバックアップソフトは大変に便利です。私はこれ無しにはパソコン利用は考えられません。
 パソコンが不調になったら、これを書き戻せば良いのです。わずか1時間前後の、かつ自動操作で済みます。
 HD交換でもそうですが、またはCドライブの再セットアップをしても、戻るのは購入した新品時点の状態です。例えばわずか2年くらい前のパソコンでも、まずはWINDOWSの更新だけも、延々と時間はかかります。パソコンメーカーの関連更新でも、同様です。それから不要ソフトの削除や、必要ソフトの組み込み、設定の変更、そして更に自作データー復元をすることも必要です。
 いろいろ組み込んでいる私の場合は、こういった最近の状態に戻すだけで、数日はかかります。それが丸ごとバックアップの復元なら、約1時間ほどの、かつ自動操作で済みます。大助かりです。
 フリーソフトも幾つかありますが、昨年までに私がテストした3つほどは不成功。私が使っているのは、Acronis True Imageというソフトのシリーズ2本です。過去6年以上で、一度も不首尾はありません。価格も今では安くなり6千円ていど。
 理解しにくく、取っつきにくさはありますが、ビジネスで使う人、趣味でハードに使う人には超お勧めソフトです。関心のある人は「ハードディスク丸ごとバックアップ」などをキーワードにして、インターネットで検索して下さい。
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◆VGC-LT82DBとHD丸ごとバックアップ「Acronis True Image 11 Home」の相性
 WINDOWS-XPパソコンで使ってきたのは、「Acronis True Image 9.0」。これは分かり易く、簡単に使いやすく、とても優れものでした。このソフトはVistaでは使えません。しかし作ったイメージデーターは、ビスタの「Acronis True Image 11 Home」から正常に読み込みできました。
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 さてビスタのVGC-LT82 DBとの話です。VGC-LT82 DBは無線キーボード、無線マウスです。
 パソコン内の(WINDOWS経由で)「Acronis True Image 11 Home」を立ち上げたときは、問題は何もありません。すべて順調でした。
 しかしブータブルCD(≒自作のAcronis CD)からパソコンを立ち上げると、無線マウスが利きません。これでは万一の場合、Acronis が使えないのではないか?と、大変に不安でした。しかし無線マウスが使えなくても、キーボードは生きています。TABキー、カーソルキー(→←↑↓)、スペースキーを使い移動・選択ができます。またアルファベット・キーも、例えば「戻る(B)」「次へ(N)」「キャンセル(C)」などを使うことで、無事に最後まで終えることができました。
 もちろん、使い勝手はかなり悪いのでパソコンが生きている限りは、ブータブルCDではなく、パソコン内のAcronis Trueを立ち上げたほうが良いです。
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 なおUSBマウスは、ブータブルCDからの場合も有効です。お持ちの方はこれを使えば、問題は無くなります。
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◆VGC-LT82DB・そもそも事件は「starting Acronis Loder」から始まりました。

 結論としては原因はハードディスクの故障だったのですが、ある日からパソコンが起動しないことが多くなりました。正常なウインドーズ画面までたどり着くのは、電源スイッチを入れて5回〜10回に1回という酷さです。
 その原因としてはAcronisを久しぶりに使うときに、「セキュアゾーン作り」を行ったことくらいしか、思い当たりません。
 インターネットで調べると、「starting Acronis Loder」にからむエラー、トラブルは非常に多いです。それを参考にいろいろなことをやってみましたが、全く改善されません。最後はハードディスクの完全初期化、再セットアップまでしましたがダメなままでした。
 結局は、パソコンメーカーのソニーに修理依頼で出したところ、「ハードディスクの故障である」との診断。
 メーカーの純正部品代があまりにも高すぎるので、修理の依頼をキャンセルして、自分でHDを購入し修理しました。
この間の詳しい経緯
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 今日現在、以来10日ほどが過ぎますが毎日使いっぱなしで、一つもこのトラブルは発生していません。
 でも私は、本当はHDは大丈夫で、もしかしたらAcronisの「セキュアゾーン作り」のときに、バグによって悪さが行われたのが原因ではないか、と強く疑ってきました。
*仮に10回に1回だとしても、無事に起動しているのだからOSは存在している訳です。なのに「Operating system not fund」のエラーメッセージです。
 ということは、レジストリーまたは何かのどこかをAcronisが書き換えたために、本来の読むべき住所番地を読まずに、、。それで 「Operating system not fund」となってしまっているのではなかろうか、と?
*100GB当たりを1時間もかかるHDの各種チェックなどなども実施。これでは正常と診断されていたのです。
 本当はHDの故障ではなく、どこか一行のある部分を書き換えてあげれば、それで解決するのではないかと疑っていました。
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 そこでテストも兼ねて最初にセットされていたメーカーのHD(今回故障したHD)を、増設HDとして組み込んでみました。もし永久にエラーが出ずに使えれば、HDは壊れていなかった可能性が大であると思えます。
 しかし使っている内に、HDが認識されなくなることが生まれました。ときどきあります。詳細は省きますが、残念ながら私の期待と予測は外れ、やはりHDは壊れていたのです。
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 長々と下らないことを書きましたが、もし「starting Acronis Loder」と「Operating system not fund」のエラーが出たときは、HDの故障を疑うことをお勧めします。私の場合は、【HDは正常であるという診断結果】を信じたばっかりに、約2週間を無駄にし、かつ無駄な実働作業時間でも丸60時間以上を費やしてしまったのです。
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◇参考
 類似症例に対し、以下のような記事もありましたので、参考まで載せておきます。

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