N88互換BASIC for Windows95(手引き書) - その他


◇ 半年を利用して (バッチ処理ほか) 2003/ 4/26

     (N88互換BASIC for Windows95)

 顧客管理ついては、まだあまり使い込んではいませんが、経理ついては実務で約6カ月を使ってきました。お蔭さまでこのフリーソフトに助けられ、感謝あるのみです。
透明スペーサー

◇便利なバッチ処理

 昨日までは、N88互換BASIC for Windows95を呼び出して仕事に入るには、
1.このN88互換BASICフォルダーを呼び出す。
  (スタートメニュー登録して、手間を減らしています)
2.その中にあるSS経理、K経理、SS顧客、UTという4つの3つのフォルダーの1つを選ぶ。
3.Winbas95.exeをクリックして、ベーシックを立ち上げると、プログラム画面と実行画面の2つが開かれる。
4.プログラム画面に、ユーザーが組んだメニュー・プログラムをドラッグして、読み込ませる。(私の場合は、ABCD.BAS)
5.プログラム画面の中にある「実行(R)」ボタンをクリックする。
 このように5段階の操作が必要で、正直、少し面倒です。
透明スペーサー
 このプログラム開発者の潮田さんも説明されているように、拡張子「.BAS」が呼び出すプログラムを「N88互換BASIC for Windows95」として関連づけをしておけば、メニュー・プログラムをクリックするだけで済みます。
 それもショート・カットキーを予め作っておけば、そのボタンのクリック1操作で済み、便利になります。
透明スペーサー
 しかし私の場合は、仕事の内容によって分けられたSS経理、K経理、SS顧客、UTという4つのフォルダーがあるので、上記の方法では使い分けが出来ないものと判断しています。
 (もしかしたら、出来るのかも知れませんが、、)
透明スペーサー
 そこで悩んでいたところ、昨日とつぜん浮かんだアイディアがバッチ・ファイルによる処理です。そして今日、何とか成功しました。
 最初はWinbas95.exeに対するショート・カットキーを作成。
 SS経理の場合なら、そのプロパテイーは、
C:\0h\n88_win95\SSケイリ\Winbas95.exe
 (C:ドライブの\0h\n88_win95\SSケイリ\というフォルダー内に存在しているのです)
 そこへ、以下のようにニュー・プログラム(ABCD.BAS)を追加
C:\0h\n88_win95\SSケイリ\Winbas95.exe ABCD.BAS
 これは「実行エラー」になりました(引数が不正)。
 結論としては、実行するABCD.BASに対しても「ドライブ+フォルダー(C:\0h\n88_win95\SSケイリ\)」を記述しておけばOKです。
@=
C:\0h\n88_win95\SSケイリ\Winbas95.exe C:\0h\n88_win95\SSケイリ\ABCD.BAS
 これで便利になりました。
透明スペーサー
 ちなみに、途中ではバッチ・ファイルも作ってみました。(必ず C:\ に置きます。)
A=
cd\0h\n88_win95\SSケイリ
C:\0h\n88_win95\SSケイリ\Winbas95.exe C:\0h\n88_win95\SSケイリ\ABCD.BAS
cd\
 何度かエラーを出しながら直した結果、上記の3行だけで済むのです。
 ここでの経験が、「ショート・カットキー @=」の手入れ・成功につながったのです。
透明スペーサー
 コマンドラインで実行される「バッチ・ファイル A=」のほうが速度的に速いのでは、と期待したのですが、違いは無いようです。
 それなら簡単に作れる「ショート・カットキー @=」が良いのではと思います。こちらをお勧め致します。
◇ちなみにK経理のショート・カットキーのプロパティーは、
C:\0h\n88_win95\Kケイリ\Winbas95.exe C:\0h\n88_win95\Kケイリ\ABCD.BAS
◇ちなみにSS顧客のショート・カットキーのプロパティーは、
C:\0h\n88_win95\SSコキャク\Winbas95.exe C:\0h\n88_win95\SSコキャク\ABCD.BAS
透明スペーサー
 以上は私の場合の例を挙げましたが、皆さん各自の条件、状況に合わせてお考えください。

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◇ 速度を速くする(N88互換BASIC for Windows95)

◇ ショート・カットキは、速度が5%ほど速くなる?

 通常は、Winbas95.exeをクリックしてベーシックを立ち上げると、プログラム画面と実行画面の2つが開かれます。
 それに対して上記のショート・カットキーを利用する場合は、実行画面の1つし開かれません。この違いが原因かどうかは不明ですが、速度が6%ほど速くなっています。
 ある経理のプログラムで、1,500枚ほどの伝票チェックと計算の所要時間を、各6回ずつ測定してみました。
 では平均時間28.125秒、では平均時間26.333秒、6.370%速まっています。
 但し計測は、time$を利用しているので、小数点以下は既に丸められています。ですから6.370%速くなっているのではなく、6%ほど速くなっているとご理解下さい。
 別のプログラムで全く同じテストをしたところ、3.8%速くなりました。
 この2つの結果から、だいたい5%程度速くなると判断出来ます。なお、ショートカットキーの作り方は、すぐ前の部分で述べてあります

テスト条件平均時間スピード向上効果
従来からの方法28.125秒 ---- ----
ショート・カットキーを利用26.333秒-1.792秒-6.370%
ファイルサイズ約25%ほど縮小+従来からの方法27.429秒-0.696秒-2.489%

ファイルサイズ40%ほど縮小   ほとんど同上
ファイルサイズ約25%ほど縮小+ショート・カットキー26.375秒-1.750秒-6.222%
負荷の軽い状態+ショート・カットキーを利用24.333秒-3.792-13.483%
システムリソースの空きを増やして使うWindows-xpでも、少し効果。
Windows95などなら少し〜かなりの効果。

◇ ファイルサイズの軽減の効果は少ない?

 あるプログラムのファイルサイズが63,786バイト。本来のN88BASICなら6万バイト弱が上限サイズだったように記憶しますが、この点もこの N88互換BASIC for Windows95の有り難いことです。
 これを約25%ほど縮小してみました。期待は2割ほどのスピードアップでしたが、残念ながら3%ほどの効果しか得られませんでした。
 最終的には40%ほど縮小してみましたが、前記以降はほとんど変化しません。
 その間に何度もフリーズして、元に戻す手間は大変でした。幸い、フリーズしたプログラムだけを終了出来るWINDOWS -XPなので、救われました。もしWINDOWS -95などなら、その都度パソコンの再立ち上げが必要になるので、たまったものではありません。
 よほどの理由が無い限りは、この面からのスピード改善には取り組まないほうが利口です。それに伴う手入れ、分割したプログラムの保守などどの手間のほうがたいへんです。
透明スペーサー

◇ プログラム自体の設計の見直し

 それまでの完成度が高ければ、あまり効果は期待出来ません。そうでなければ、それなりに、あるいは大変に大きな効果が生まれます。
透明スペーサー

◇ システムリソースの空きを増やして使う

 多分 Windows98、 Windows2000なども同じだと思いますが、Windows95では幾つもの重いソフトを一緒に使っていると、システムリソースの空きが不足してきて、どのソフトもスピードが遅くなってきます。
 不要のソフトを終了させて閉じると、スピードは多少上がります。最悪の場合はリセットし、立ち上げ後の初期段階でN88互換BASICを使うと良いでしょう。
 Windows-xpでは、この問題は無いようにある雑誌に書かれていましたが、でも効果がありました。
透明スペーサー

◇ そのプログラムの使う頻度

 例えば確定申告などなら、年に1回しか使わない訳です。そのために手間暇かけ直すの賢くありません。
 そうで無い場合でも、多少時間がかかっても待っている間、他の仕事をしている、コーヒーを飲む、ソリティアで時間つぶしをするなどが賢いことです。
透明スペーサー

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◇ 倍速の夢 破れる(N88互換BASIC for Windows95)


@AB
メーカーNECNECソニー
機種9821-V200-MZC2VL300/3Dバイオ PCV-HS23BL5
使用期間1997/ 8〜2002/ 72002/ 7〜2003/10〜
OSWindows 95Windows xpWindows xp
CPUPentium 199.6MHzAMD Duron 1,100MHzCeleron 2.30 GHz
メインメモリー128MB256MB256MB
ハードディスク約 3GB69G約120GB

◇ 何故なの? あるいは使い方が悪いの?

 2002/ 7まで使っていたNEC 9821-V200(199.6MHz)から、NEC VL300(1,100MHz)に代えた時は、歩く速度から自転車並みにスピードアップ。CPU が199.6MHzから 1,100MHzへと、約10倍速になっているのだから当然といえます。
 そして1年後の今、CPU が倍速のソニー バイオ PCV-HS23BL5(2.30 GHz)に代えたのは、少なくとも0.5倍ていどのスピードアップの期待がありました。ところが同じプログラム、データーを使って比べてみたら、何と所要時間はまったく同じ51秒だったのです。
 まだ多くのテストをしていませんが、他の幾つかでも似た感じです。倍速は無理としても、少しは早くなって良いハズだと思いますが、何故なのでしょう。あるいは、何か使い方にコツがあるのでしょうか?
透明スペーサー
 私の場合、冬にスキー場へ引っ越し、春には東京に戻るという、毎年2回の移動があるため、サイズのコンパクトさが大切なのです。でもこのように差が生まれないなら、サイズは大きくなっても、同じ新製品の中から4GHzのCPUパソコンを選べば良かったと、わずか購入後3日めにして反省しています。
 VAIOでスピードアップできなかった原因は、VAIOにあると考えられます。
 VAIOは種々の機能が付いていて個人で使うには便利なのですが、スタートアップ時点で多くのアプリが裏で動いているため、CPUパワーが食われているようです。
 仕事で処理速度を重要視するようなときは、DELL等の余分なソフトが何も入っていないPCがお勧めです。

 2004/ 6に、このようなアドバイスを、ある人から頂きました。
 20年近くNEC一筋で来たので飽きていたのと、ファンの騒音の静かさでVAIOを昨年購入したのでした。
 でも今は99Basicのお陰でスピードについても、取りあえずは満足しています。もし数年後に欲が出てきたら、「スタートアップ時点で組み込まれ、裏で動いている多くのアプリ」外しを検討することにしました。

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◇ 文法ヘルパーの利用法(N88互換BASIC for Windows95)

◇文法ヘルパー機能の開き方
 プログラム画面やデバッグ画面で、
  HELPキー(101/106キーボードではENDキー)を押すか、
  ツールバーの「文法ヘルパー」ボタン
  (=上段にあるツールバーの左から7番目にある、開いた本の形のボタン)を押すと、
 文法ヘルパー機能が利用できます。
透明スペーサー
◇「命令」か「関数」を選ぶ
 最初に呼び出される画面で、「命令」と「関数」をオプションボタンで切り替えます。
 リスト内の行をダブルクリックするか「複写」ボタンを押すと、命令文法が、直前に使用したプログラム画面かデバッグ画面にコピーされます。=注:1
透明スペーサー
 「説明」ボタンを押すと、「命令と関数の詳細」が表示されます。
 ここでも「複写」ボタンを押すと、画面の1行目(=命令文法)が、直前に使用したプログラム画面かデバッグ画面にコピーされます。=注:1
透明スペーサー
 この注:1は、式などを参考にプログラムを直したりするときは便利な機能なのですが、反対に完成しているプログラムでうっかりこれを行うと、プログラムを壊すことになります。
 注意が必要です。
透明スペーサー
◇「命令」や「関数」の詳細をコピーする方法
 「説明」ボタンを押して、この画面に入ります。
 カーソルをこすっても、範囲の指定は出来ません。
 私の見つけた方法は、
   画面上で右クリック → すべてを選択 → 一瞬画面上の文字全体の色が反転し、元の状態に戻ります
   → もう一度右クリック → コピーを選ぶ → エディター、ワープロなどに戻り「貼り付け」
 これを利用することで、自分用のメモやマニュアルなどを作れます。
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