磐梯ひじかたスキースクールの
  安全管理体制について


磐梯ひじかたスキースクールの赤馬マーク
横棒線


◇猪苗代スキー場の安全性について

 地勢的に雪崩に巻き込まれる心配が、ほとんど無いこと。
 地勢的に誤って沢(谷すじ)に入り込む心配が無く、
  強引に入り込んでも必ず直ぐ下の道路など至るので、遭難の心配がない。
 連絡が付いてからパトロールが現場到着に要する時間は、通常5〜10分程度。
  これは万一の、時間を争う重傷事故の場合に、ひじょうに重大な要素です。
*近くに多くある病院群
    他のスキー場ではみられないぼと、近くに、かつ多くの病院があります。
 まずスキー場内
猪苗代スキー救護所 0242-62-2428
 自動車で10分ほどの猪苗代町内にも

県立猪苗代病院 0242-62-2350六角外科泌尿器科医院 0242-62-2640

浅見医院芦原クリニック 0242-63-2200浅見医院 0242-62-2005

小川医院 0242-62-2132矢吹医院 0242-62-2169 など
 自動車で30分ほどの会津若松市内には

会津中央病院 0242-25-1515竹田総合病院 0242-27-5511

県立会津総合病院 0242-27-2151
 自動車で25分ほどの磐梯熱海には

太田熱海病院 024-984-0088

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◇全国スキー安全対策協議会ほか

 ここでの決定事項が、国内でのスキー事故裁判などでも参照されるほどのもの。その調査部会を、2代目校長('78〜'03)の土方あきらは元・委員として10数年を務める。
 以下は、旧、通産省の諮問による委員会です。
 靴とスキーのSG規格「安全基準調査研究委員会」委員を、1979.6〜80春。
 スキーJIS規格「原案調査作成委員会」委員を、1980春〜81春。
 スキーに関する日本工業標準調査会の臨時委員を、1981.6〜82.11。
 スキー締具製品安全性自主基準「(SG)作成委員会」委員を、1981.10〜86.1。
  このように、国内スキーの安全に土方は大きく関わってきました。

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◇社団法人 日本職業スキー教師協会では

 協会の標語【安全なスキーを、SIA】は、2代目校長の土方が提案したもの。
 とくに2001年からは、安全管理を重大テーマに据えています。
 当スクールは、その公認校です。
 また土方は参与(1986.2〜2014夏)ほか、長年、要職を務めてきました。

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◇ジュニアーコースでの安全体制

 1冬に3回、開催するジュニアーコースでは、
 食事や、お風呂の時間も、担当コーチが付き添い、サポート。しかも食事についても、熱い鍋物やお茶などを出す場合の注意を、ホテルに出しています。


 また、このジュニアーコースの間は緊急安全体制を作り、スタッフを3チームに分けます。
 チーム1=無線機、防寒着、ブーツを持参し、子どもの部屋で寝泊まりを共にする
 チーム2=チーム1を助けに行き、緊急本部へ誘導する。
 チーム3、と本部=省略
  火災など万一の事故が発生しても、法的にはスクールではなく、これはホテルの責任です。しかし、大切な子どもさんをお預かりする以上は、万全の体制で備えます。
 ジュニアーコースでの、これだけ徹底した安全体制は、多分日本唯一?
 これがスクールの姿勢であり、シーズンの初めの年末・年始にジュニアの2合宿を経て、安全管理を強く認識して学生団体レッスンなどに入ります。

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◇安全研修について

 安全推進員を置き、以下を推進(なお、この名称は2003/1中に変更の可能性あり)
※スクールとして安全確認の日を設定
 毎月2回、第1、3土曜(予定)に安全性に関わるスタッフ研修を全員で実施。
※スタッフミーティング、スタッフ研修会(週3〜4回開催)
 必要に応じてその中で「安全に関わる実技、知識」を勉強

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◇怪我の少ないレッスン

 '87〜'96の10シーズンでの集計ですが、生徒実数は53,426名、延べ人数で146,919名。その間に起きた重大事故では、骨折3件(内、尾てい骨骨折1件、手の指骨折2件)。もちろん、大反省をしています。
 それ以外にも、多少の通院を要す怪我が数件、あとは捻挫ていどの傷害。
 古いデーターで恐縮ですが、以降もこの傾向は変わっていません。


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◇◇◇以下は、原則として学生団体レッスンでのもの◇◇◇

◇毎レッスのスタート前に、
 雪質や斜面状態の危険性が高い場合は、リフトやコースの使用制限。
◇レッスンのスタートでは
※最初のレッスンでは
 担当コーチが、締具の調整値やブーツのバックの締めをチェックし、必要な場合は担当コーチか巡回コーチが再調整を実施。
※毎回のレッスンでは、
 各班毎に安全な転び方を全員で実行(=受け身の練習のようなもの)。
◇毎レッスンの解散
 ゲレンデ解散をせずに、クルマの走る道路を渡り、ホテル・スキールーム入口まで誘導し解散。
 また毎レッスンで帰着チェックを行い、全班が戻った時点で学校本部に連絡。
◇ゲレンデ事故・病気などでの緊急体制と連絡網、生徒の引き渡し方法(原則)
※軽度のケガや病気などでの場合
 連絡網     :担当コーチ→(無線機)→SS本部→(内線・)→学校本部へ連絡
 生徒の引き渡し :担当コーチなど→ホテル・スキールーム←学校担当者
※軽度でない場合
 連絡網     :担当コーチ→(SS本部)→パトロール→SS本部→学校本部へ連絡
           上記と併行して→SS本部→学校本部へ初期連絡
 生徒の引き渡し :担当コーチ→パトロール→SS本部→学校本部へ


◇持病リスト受け取り希望(出来るだけ、かつ会期開始の2週間前までに)
 ※要注意者の参加がある場合、生徒の持病リスト(講習班番号も記入ください)
    安全性への対応が高まります(例:糖尿病→担当コーチは飴を持参など)。
◇毎晩の学校、旅行社、スクール間でのミーティングで、話合い、確認。
◇ユニフォームのポケットの中には、滅菌ガーゼまたは滅菌包帯+カットバン。
◇「スキーコーチのための安全手帳」を、約20日間かけて自作。
◇小型無線機は約30台を揃え、危険の防止と緊急時にも威力を発揮。
  他のスクールの平均所有台数は5〜7台?(推定)。
◇補助用具「トライスキー」を50組ていど、常備
 初心者の生徒さんが簡単に、早く上達出来るだけでなく、安全性も高めるもの。
  他のスクールの平均所有台数は2〜3組?(推定)。


 「学生団体レッスンの質とサービス日本一」を、長年うたってきた当スクールですが、安全性についてもトップレベルにあると自負しています。

(平成14年12月14日)


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