慎んで2000シーズンの報告 (平成11/12年)

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磐梯ひじかたSS '00パンフ表紙
1.雪の情報について
 クリスマスから1月中旬までは異常な暖冬が続き、雨天の日が多く、内3日は豪雨でした。これは私のいる猪苗代だけに限らず、滅多にこの時期に雨などのない奥志賀や、箕輪スキー場などでも、3日ほどは雨が降っています。
 例年なら豪雪地の妙高では、冬は閉鎖のゴルフ場がオープンしてしまったほどです。


 しかしその反対に、その前後は来る日も来る日も、本当によく雪が降り続きました。降雪でない日が少なく、ましてや晴れた日は、数えるほどの日数です。
 3月になってもこの傾向は続き、例年なら悪雪が大半の猪苗代でさえも、ハイシーズン並みの粉雪を楽しむ日が多かったほどです。


 以上のすべてが、30数年間スキー教師を続けてきた私にも、まったく経験のないことです。たまたま地球の長い歴史の中の1冬なのか、それとも地球温暖化を含め環境破壊による天候の狂いなのかが、心配です。


2.SIAの資格取得について
 3月上旬?のオニコウベスキー場で、南東北支部開催のステージ1の検定会で、横山奈美君が無事合格。実技のほうはギリギリでしたが、学科はトップ合格のようてした。
 4月の斑尾スキー場での検定会では、吉田 智君がステージ3を、若盛 充恵君と柴田 和明君がステージ2を受験。昨秋の学科を含め、全員無事に合格でした。
 なお、秋のステージ3の学科2科目を私が担当しています。
 そのレポートをシーズン中に採点しましたが、用具論か施設・経営論では吉田 智さんが満点に近い回答だったので、大変嬉しかった記憶があります。


3.南東北支部・デモ選の関係について
 第7回 SIA南東北支部スキー技術選手権大会が、3月16、17日に開催されました。他の支部からの現役デモも含め、85名もの参加をいただきました。
◆スキー男子の部(5種目)
 第3位 井上裕明(猪苗代)(磐梯ひじかたSS)    1,343点
 第4位 荒川和人(磐梯ひじかたSS)    1,342点
 第6位 田端 敦(磐梯ひじかたSS)     1,326点
 内 緒 土方あきら(所属=内緒)      得点=内緒
◆スキー女子の部(5種目)
 第3位 若盛充恵(磐梯ひじかたSS)     1,295点
 成績は上記のように、まあまあのものでした。
 当年の幹事校は当スクールでしたが、田端君が中心になり事前の準備〜事後処理まで含め、かなりのものと自己満足しています。また今年度は、新人の川名君がコンピューターの集計処理を担当してくれて、そのお陰で私が選手として初出場が出来たのです。
 ゲレンデの現場は主に高木君が中心に動いてくれて、とくにこの3名のスタッフにご苦労様と、お礼を申し上げます。


4.SIA斑尾・デモ選の関係について
 4月上旬に斑尾高原で開催。当スクールからの参加は、荒川 和人、渡部 健介、若盛 充恵の3名の皆さんのようです。
 井上君は運営する側の理事であるため、田端君はお得意様のプライベートレッスンで安比に出稼ぎ中のため、残念ながら二人は参加は出来ませんでした。
 参加の3名は、まずは全員が予選通過。荒川君については、総合点ではデモ最下位とはわずか1点差と健闘でした。
 斑尾に出かける前から、「もしかしたら」という半分の自信は持っていた荒川君にとっては、残念さだけではなく、大きな自信になったはずです。私にとっても嬉しい快挙です。


5.川名 満君の頸椎骨折事件の顛末
 3月下旬にナイターで自主練習中に、転倒して首の骨を折りました。この瞬間は本人の記憶が無く、仲間の目撃談です。
 部位が部位だけに、私たちも本人も非常に焦りました。もしかしたら最悪なら、植物人間、あるいは生涯にわたり運動制限などなど、と。


 ところが、ところがです。幸いにも入院した【会津中央病院】からは、わずか3日ほどで追い出されました。転院も、通院も不要だと。
 現在は首にコルセットをしていますが、異常がなければその後の経過を見るために、どこかの病院に行く必要もないとのことです。


 自宅は私と同じ東久留米市で、先日も自転車に乗ってわが家まで、経過報告と挨拶に来てくれています。但し、自転車は蠅のとまるような速度で、とのことです。
 とにかく不幸中の幸いで、【首の骨折】の割には軽度のケガで済み、良かったです。
 関係者の皆さんに報告とともに、この件でも自主的にてきぱきと何度も行動してくれた田端君には、ひじょうに感謝しています。


6.その他のいろいろ
◇ おかげさまで先1999シーズンの赤字に対し、
 今2000シーズンは小黒字でスクールの決算が出来そうです。
 現役スタッフの皆さんは、雀の涙ボーナスにご期待ください。間もなくの予定です。
 お手伝いいただいた大勢の助っ人さんと、OB・OGの皆さんが築いてくれた歴史の賜と感謝しています。
◇ あのスキーの名手【園部知昭】さんが、
 スタッフとして加入してくれました。
 スキー学校長歴24年、全日本学生スキー選手権やプロスキー選手権での優勝ほか、SIA第1回デモンストレーターなどなどの経歴の持ち主です。
 但し、今シーズンのみになるか、以降も続くかはまだ不明です。
◇ 【ガンさん】こと【岩花光博さん】( 3代目副校長= '80 )が、
 今シーズンも常勤助っ人として助けてくれました。
◇ 同じく元スタッフから常勤助っ人に代わった【内山由之さん】は、
 ついに71歳の若者になってしまいましたが、相変わらずお元気です。私たちと当スクールの誇りです。71歳の現役バリバリに万歳!!
◇ 神奈川県立の大船高校のレッスンでは、
 '86〜(間での2冬を除く)の13シーズン、毎年 3.5日間の計 18.5時間のレッスンを担当させていただいています。
 いちばん古いお得意様で、当スクールが【学生団体レッスン日本一】のホラを吹いていられるのも、大船高校とともに苦労しながらノウハウを 築いてきたからです。
 '2000シーズン行事では、97%の満足率という快挙です(過去の平均≒93%ていど) 。
◇ この数年は入山の激減していた【吉田京子さん】は、
 長年の夢が叶い、本場のオーストリーでスキーコーチ(ケルンテン州エンベルガーアルム・スキー学校)。そのために、何年もドイツ語の勉強を続けてきました。インターンシップなのでほとんど稼ぎには成りませんでしたが、1999年12月4日に出発し、本年3月31日に帰国しました。
◇ スタッフ近況
 柴田 和明さん=4月16〜30日まで、ニュージーランド。5月〜は北赤羽に移り、9月5日〜はカナダへ1年間の予定です。
 田端 敦さん=京都に戻り、ゴルフ場の仕事に復帰。
 横山奈美さん=自然が好きで、今年は尾瀬の山小屋で働きます。
 吉田 智さん=お金が好き?で、今年も立山の山小屋で働きます。


 などなど。


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