至難の旅。
僅かな報酬。
極寒。
暗黒の長い日々。
絶えざる危険。
生命の保証無し。
成功の暁には名誉と賞賛を得る。
左ロアール・アムンゼン(ノルウェー)、 右ロバート・スコット(イギリス) |
1914年ロンドンの新聞で、南極探検で知られるアーネスト・シャクルトン卿は、同士を募るために、こう呼びかけました。
この広告を引用した(株)村田製作所の全面広告(日経新聞1989年7月2日)を見たとき、私は血わき、胸おどる、というほどの感銘を受けました。皆さんは如何ですか。ただ、それだけの話ですが。
ちなみに当時は、南極点到達(1912年1月17日)を果たしながら、帰路で命を落としたロバート・スコット(Robert Falcon Scottイギリス海軍軍人、南極探検家)。この悲劇が記憶に新しい中、徒歩による南極大陸横断を無謀と評する人々もいたが、時はあたかも“英雄時代”と呼ばれる探検華やかなりし頃。名誉と賞賛のみを求めて集まった志願者は、なんと5000人以上にものぼった。
と。
注:(写真について)
右スコットの写真は南極大陸でのものだろう。
しかし左アムンゼンについては、服装が軽装で南極大陸外のものに見える。母国ノルウェーでスキーをしている時の写真ではないだろうか。
同じく胸熱くする、スキー感動話として、次があります。