◆何が「公平」なのでしょうか?
実際に初心者と経験者では、リフトの利用回数・金額が異なるため、レベル別にリフト代金を設定する学校様も一部にあります。
各自が使用した分だけを負担する=確かに、これがもっとも公平です。でも現実の運用面では、以下のようないろいろな問題があり、かえってトラブルの元にもなりかねません。
そのため予算がある学校では、全員が同一の、会期通しの日券を購入する例も一部あります。でも、地形の関係で、初心者が最初の半日はリフト乗車ができないようなスキー場では、無駄が生まれ、割高になります。
(仮に初心者一人で500〜1,000円の無駄でも、200名なら、ムダは10〜20万円にもなるのです)
◆リフト予算を組むにあたって
▼レベル別にリフト予算が異なる場合=
◇各班単位の乗車回数はつかめますが、班移動、早退、欠席などがあり、生徒個々の実乗車回数による精算はほぼ不可能です。
◇予算に違いがあれば、本来必要な班移動ができなくなることがあります。
◇生徒個々とのリフト代の清算・徴収は、先生または添乗員の方にとって、たいへんな手間になります。
◇後日、父兄からのクレームの元などにも、なりえます。
▼お勧めは全員が一律の均し料金制=
◇生徒個々には多少の損得があっても、会費、保険料、リフトの数日券と同じく、その会期の定額費用と考えればいいのです。
◇ひじょうに面倒な手間や計算がなくなり、当スクール担当校のほとんどが、均し料金制を採用しています。
◆ 2000〜2002シーズンの予想リフト予算(2001/ 9) <生徒一人あたり> |
延べレッスン回数 |
4レッスン | 5レッスン | 6レッスン | 7レッスン |
初心者 |
3,800円 | 5,000円 | 6,600円 | 6,800円 |
経験者 |
4,800円 | 6,500円 | 6,600円 | 7,800円 |
全体平均(=均し) |
4,330円 | 5,790円 | 6,600円 | 7,330円 |
全員が同じ日券の場合 |
4,800円 | 6,600円 | 6,600円 | 7,800円 |
猪苗代スキー場の場合のリフト予算の目安です。
*初心47%、初級30%、中上級23%で算出。この構成比率で平均料金は変わります。
*リフト乗車回数は、生徒さんの上達程度・当日の天候や雪質などにより、多少の上下動があります。
*ある程度余裕のあるご予算をお勧めします。
予算不足のため、リフト乗車回数が減れば、上達も楽しさも半減するからです。
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