「自分で転倒」の場合で、多く見られた部位を5つ示しています。
スキーでは、ヒザが39.5%と多くなっています。
スノーボードでは、肩と手首の割合が多くなっています。肩のケガの54%が脱臼、手首のケガの67%が骨折でした。
▽▼以下は「2011/2012 シーズン スキー場傷害報告書 調査期間平成24(2012年)2月1日〜2月29日」(全国スキー安全対策協議会調べ)より▽▼
*傷害の部位と種類
複数回答可です。図中のnは集計の対象とした受傷者数です。
*スキーの傷害の部位と種類
スキーボード、テレマークスキーなども含むスキー全般。ヒザがもっとも多く(34.0%)、次に下腿、肩、足首などに多く受傷しています。
*スノーボードの傷害の部位と種類
フリースタイル、アルペンなども含むスノーボード全般。肩がもっとも多く(21.0%)、次に手首、頭、ヒザが多く受傷しています。
スキーよりも全身にわたっており、とくに上肢帯に多いことが特徴です。肩の部位は鎖骨を含めて集計しています。
以上は、 スキー場傷害報告書 ’11〜’12シーズン調査結果【.pdf】 (全国スキー安全対策協議会調べ)より
但し、「画像の図13.図15.」、「画像の図12.図14.」は、それぞれ2つの画像を管理人が勝手貼り合わせました。
'12シーズンにおけるスキーヤーとスノーボーダーの比率は、スキーヤー53.6%とスノーボーダー46.4%(リフト類による輸送人員での比率をそのまま引用--全国スキー策協議会より)。即ち、スノーボーダーは、スキーヤーの86.6%。
それでいて傷害部位回答人数は、スキーヤー1,081人とスノーボーダー1,848人。即ち、スノーボーダーは、スキーヤーの170.9%。
即ち、この2点からはスノーボーダーの受傷率は、スキーヤーの2.0倍(197%)であると算出できる。
全国スキー策協議会の報告の中でも、「'12スキー受傷率0.0067% 、スノーボード受傷率0.0131%」とある。即ち、0.0131%÷0.0067% = 2.0倍と、当然だが同じ倍率になっている。
不幸中の幸いではあるが、'99/00以降はそれが激減して、スノーボードでのケガの発生率は、2倍前後の数字が続いている。
言葉を換えれば、スノーボードで怪我をする危険性は、2012シーズン現在もまだスキーの2倍も高いということです。