その伏線として、数年前から起きていた流れを頭に入れておくと、この出来事が理解しやすくなります。但し、正式記録になりにくい事柄なので、一部には当HP管理人(土方あきら)の記憶間違いがあるかも知れません。ですから不明確なこと、**なことなどは、具体名を伏せます。
SAJ(財・全日本スキー連盟)は、日本のスキー界のパイオニアであり、その後も力強く大きな力で牽引してきた功績は大です。
しかし、SAJ=アマチュア。その傘下のアマ・スキー学校が行う、有料レッスンの継続に対する世間からの疑問が、現場のSAJ指導員達にとっては、長い間の負い目になっていました。
アマチュア [amateur] = goo 大辞林より
芸術・学問・スポーツなどを、職業ではなく、趣味や余技として行う人。素人。愛好家。アマ。
プロであるSIA(社・日本職業スキー教師協会)が有料レッスン、分かりやすいです。
アマであるSAJが有料レッスン、分かりにくいです。「素人や趣味のレッスンが、何故有料なの?」には、反論もしにくいです。
それ以外の理由もありましたが、SAJ新潟県連(と長野県連?)の多くのスキー学校がSIAに移籍しそうだ、との確度の高い話も耳にしていました。
SAJは、学校部会(正式名称は不明)に力を入れてそれを防いだ、、、というウワサ。
そして多分1988?シーズンからは、西武系列である園部 勝さんの苗場プロスキースクール、藤島幸造さんの藤島スキースクール、黒岩逹介さんの万座スキー学校が、スクールと個人共にSAJに移籍しています。(当時の正式なスクール名は不確か)
西武鉄道グループの総帥である堤 義明氏が、すでにSAJ会長に就任していたはずで、今後の国際大会や長野五輪の招へい、スキー場開発を考えればとうぜんの戦略?
そして、
1988. 4.22 毎日新聞と読売新聞に、『SIAはSAJの傘下に、、が決定』の誤報記事が掲載。
と、なった訳です。吸収合併の圧力対策のために、屁理屈屋でうるさ型の当HP管理人も、1任期限定でSIA理事に就任。
一時は、SIAが丸ごとSAJへ組織加入するなどの一括条件が受け入れられれば、SIAは解散も可とすることまで正式決定。しかし、ある組織のある偉い方の気まぐれ?により、吸収圧力は霧散。(2005/ 3/03に本人が逮捕された今だから実名を出しますと、ある組織とはSAJ、ある偉い方とは堤 義明氏)
その間に、SAJへの移籍を説得のために、当HP管理人のスクールなどを訪問した、あるスキー出版社のある偉い方からは、「SIAの偉い誰々は、SAJに移籍後の高いポジションを内約されている」などの話もありました。
また、その本人から「私は移ることも無いし、そのような密約も無い」との直接の電話も、私にありました。
しかし、「それは嘘。私は、SAJのある偉い方から直接、SIAの**さんが移籍後のポジションまで聞いている」と、当時SIA執行部の一人が私に話しています。
私はちょくせつ電話をくれた**さんの話を信用しましたが、こういったことの真相は闇の中です。
などなどのウワサ(、ということにさせて貰います)。
日本スキー界の小さな、汚い、謎の小史です。
有名なリクルート事件で、懲役2年6カ月、執行猶予4年、追徴金2,270万円の有罪判決を受けた元文部事務次官。
まだ一度もニュースになっていませんが、スキー界にも汚い足跡を残しているようですが、又聞きなので、ここに記すほどの度胸はありません。
こちらは、「アルツスキー場」を食い物にした元大蔵省高級官僚グループの詳細が、児玉 博氏著(ノンフィクション・ライター) によって克明に取材されています。