◇1964年インスブルック五輪 ゴワシェル姉妹が金銀金銀4つ
1964年インスブルック五輪・アルペン女子回転と大回転の2種目を、ゴワシェルの姉妹が優勝を争った。姉妹で金銀4つのメダルは今後も生まれない記録だろう。
クリスチーヌ・ゴワシェル(姉 Christine Goitschel 1944年6月9日)
1964年第9回インスブルック冬季オリンピック・アルペン女子回転。クリスティーヌが金メダル、姉マリエルが銀メダル。
大回転では逆にマリエル(妹 Marielle Goitschel 1945年9月28日)が金メダル、クリスティーヌが銀メダル。
1つの五輪でゴワシェル姉妹が4つのメダル、それもすべて金か銀という素晴らしさ。
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◇1984年サラエボ五輪1、2位 メーア双子兄弟
フィリップ・メーア (兄 Philip Mahre 1957年5月10日)
ワールドカップ 通算27勝 (内7 GS, 9 SL, 11 K)
このアメリカ人による最多勝利記録が破られるのは、実に彼の引退24年後の2008年、ボディ・ミラー(MILLER Bode)によってである。
オリンピック 1980 Lake Placid SL/2位、K/1位、、1984 Sarajevo SL/1位
80年の第13回レークプラシッド五輪の回転でフィル・メーアが銀メダルを獲得。
さらに81〜83年までフィル・メーアは連続3年間W杯総合V。
1984年第14回サラエボ五輪・アルペン男子回転で、金 P・メーア、銀 S・メーアが獲得。最後のシーズンになった。1984年引退。
スティーブ・メーア (弟 Steve Mahre 1957/05/10)
世界選手権 1982 Schladming GS/1st
オリンピック 1984 Sarajevo SL 2nd
ワールドカップ 通算 9勝 (内2 GS, 6 SL, 1 K)
84年1月のW杯の回転ではスティーブ・メーアが優勝したにもかかわらず、
前代未聞のゼッケン取り違え事件で失格。1984年引退。
歴代第1位ワールドカップで通算86勝というステンマルク。「ステンマルクに次ぐ2位は優勝と同じ価値がある」と言われた超天才と、時代を共にしたメーア兄弟の戦歴は見事なものである。
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◇2005 ジュニア世界選手権の女子滑降でファンキーニ姉妹
ナディア、エレナのファンキーニ姉妹(イタリア)
2005/02/23 ジュニア世界選手権の女子滑降で、妹ナディア(18歳)が優勝、姉エレナ(19歳)2位と姉妹でワンツー・フィニッシュ。
◇2014 WC 女子回転でマルリースと妹ベルナデッテ・シルト姉妹
2014 姉シルト32歳200日優勝。WC女子SL最年長記録歴代1位
17-12-2013 Courchevel(クールシュベル) - FRA Women's Slalom
Rank Name + Surname Nat 1.Run 2.Run Total
1位 Marlies Schild姉 AUT 51.91 53.26 1'45.17
2位 Frida Hansdotter SWE 51.84 53.66 1'45.50 +0.33
3位 Bernadette Schild妹 AUT 51.71 54.68 1'46.39 +1.22
1本目は妹Bernadetteがラップ。3位姉とのタイム差は-0.20秒。当然2本目は最終ランナー。
2本目に入り、27番目の走者・姉が見事な滑りでラップを出し、-1.43秒差のぶっちぎりでトップに立つ。29番目の走者・Hansdotterは及ばず、+0.33秒。そして最終ランナー・妹が滑り出すが、緊張のため脚が硬く、動かずメロメロの滑りで、遅れること+1.22秒も。しかし、幸い3位の入賞。
姉Marliesは、このCourchevel(クールシュベル)スキー場ではSL3勝目。通算36勝目、SL34勝目。Marlies Schild優勝は、32歳200日。WC(女子)回転史上、最年長記録は2014/15終了時点でも歴代1位。(ちなみに男子・歴代1位は、マリオ・マットMario Matt AUT 34 ,09 months Val d'Isere 2013/14)