◇体重180キロの舛ノ山の場合、活動できなくなるまでの時間は20秒
舛ノ山大晴(ますのやま・ともはる21歳)は、心房中隔欠損症という先天的な疾患の疑いがある。心臓の壁に穴が開いているために血液の循環が悪くなり、体に酸素を取り込みにくくなる病気だ。運動すると息が上がるのが極端に早く、すぐに動けなくなる。体重180キロの舛ノ山の場合、活動できなくなるまでの時間は20秒。
限界が近づくと、突きを繰り出す両手が重くなり、全身がだるくなる。「海で溺れているような苦しさ」を味わう。
勝っても負けてもほとんどめ相撲が10秒以内に終わる。
21歳と幕内では最年少ながらも、工夫した稽古で培った押しは十分通用するようになってきた。2度目の幕内だった名古屋場所では11勝を挙げ、平成生まれで初の三賞となる敢闘賞を手に入れた。自己最高位の前頭6枚目で迎えた秋場所も8勝で勝ち越し。平成生まれ初の三役も視界に入る。
(日経新聞 2012.10.09夕刊より抜粋)
余談ですが今年(2012)になって分かったのですが、実は当サイトの管理人は、COPD(慢性閉塞性肺疾患→日本人の死亡原因の第10位(男性に限ると7位)、→2030年には第3位予想)で、ぜん息患者としても東京都認定。私の場合、1秒間に吸う呼吸能力が正常者の38%しかありません(2012現在)。ですから心肺機能の強化のためにもプール通いをしていても、苦しい思いをしています。
しかし私の場合は遊びですから、途中でいくらでも小休止を入れることが出来ます。かつ、たぶん長年の喫煙が原因であろうという、自業自得なのですから、仕方ありません。
私の数十倍は苦しいはずの稽古や土俵で堪える舛ノ山を尊敬し、心から声援を送ります