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スキー場のいろいろな金額 (2008/ 8/16)+ 2015/10/09追加

     人工降雪のお値段100m2・100万円!  屋内型スキー場の造成コスト  スキー場の造成コスト  リフト・ゴンドラリフト 
     人工降雪機・圧雪車  スキー場の売却利益 
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     スキー場の売却額(2018.3.22追加) 
透明スペーサー
     スキー場経営企業の売上高 2012-2013(2015.10.09)   その他 


スキー場のいろいろな金額2.
天国と地獄 スノービジネスMaxとMin 2006/ 8/06 お勧めのリンク
 断片的なものになりますが、こちらにもいろいろな金額が出ています。
スキー場のいろいろな金額3. おまけ編
 ワールドカップといろな金額の資料を集めてあります。


土方あきらの全身イラスト
スキーのばいぶる
(スキージャーナル)
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100平米・100万円! 人工降雪のお値段
◇ゲレンデ、イベント、撮影etc.で大活躍
 (人工降雪機は、数種類のタイプがありますが、)
 空気中の水分を取り込んで雪の結晶を作るタイプは、環境や降らせる雪の量、何日かけて作業するか、などによって変わってくるため具体的には算出できないとのこと。
 一方氷を削るタイプは、100平方メートルに20cmの雪を作るのに100万〜150万円ほどかかるという。
 どちらのタイプでも、シーズンや地域などの条件によって価格も変動するよう。
 新製品発表会や商業施設の集客イベントとして雪景色を演習! なんて企画は、なかなかお値段が張るんですね…。
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雪って20cm150万円なの!?誰も知らない雪ビジネス
 (人工降雪機は、数種類のタイプがありますが、)
◇氷を削る人工雪
「http://www.heavysnowker.com/(リンク切れ 2019/12)」人工降雪機SNO-LA はCMの雪演出や、ハワイなどの暑い所での雪体験、テーマパークの雪演出のために使われることがあります。
このSNO-LAの仕組みはシンプルで、氷を薄く削って、空気と共に吹き出すというものです。かき氷のようですね。
このSNO-LA、100平方メートルに20cmの雪を作ると100万?150万円必要になるそうです。
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屋内型スキー場の造成コスト
◇ザウスは約400億円の事業費を投じて1993年に開業。
 ちなみに解体費は、約40億円。
 三井不動産は2002年3月期に土地の含み損約3,550億円を一括処理、と発表した。
 ザウスは1993年に開業。入場者数は95年に約101万人のピークを付けた後、最近は80万人程度まで減っていた。毎年20億円前後の営業赤字が続いていたため2002年に閉鎖する。
◇ 中国初の本格的な屋内スキー場「上海北海道室内滑雪場」は60億円
 (2002/)8月25日に営業を開始した。約35万m2の敷地内に、斜度15度で滑走距離380mのスキー場を建設した。ゲレンデの隣には4階建ての娯楽施設を併設する。
 入場者のほとんどが初心者と割り切って、滑走距離をザウスよりも100mほど短くした。リフトはいす式のものを設置せず、簡易なエスカレーター式だけにした。総投資額は60億円と、ザウスの投資額400億円よりもかなり小さい。
◇スキーイングイン津田沼は建設費約40億円
 1991年 12月21日 千葉県・津田沼に松下興産が開設。
 全長120mX幅30m。室温10〜15度。オーストリアの会社から輸入販売する屋内スキー場システムの、ソフト面の研究とデモを兼ねて作った。1997年(平成9年)閉鎖。
◇屋内型スノーボードゲレンデ「スノーヴァ」は5億円
 スノーヴァはゲレンデの建設を受注し、完成後は施設を借り受けて運営を代行する。建設費は5億円、1施設につき年間2億円程度の入場料を得るというのが描いたビジネスモデルだ。

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スキー場の造成コスト
▼ 総額 30億円以下▼
◇峰山高原リゾート ホワイトピーク(兵庫県神河町) 約10億円
 国内では14年ぶりとなる新設スキー場が、2017年12月16日開業した。
 町が約10億円を投じて整備した。3コースありナイター照明も備え、民間企業マックアースが運営する。
 スキー場整備の財源は、国が一部負担する辺地債や地方創生拠点整備交付金などを活用。町が支出する実質費用は約2億3千万円だが、指定管理者(10年契約、マックアース)からの使用料収入で賄うという。
 損益分岐点の利用者数を3万5千〜3万6千人と試算。初年度は5万人以上の来場者を見込んでいる。
◇奥大山スキー場(鳥取)  総工費約10億円
 エバーランド奥大山は、町が1999年に総工費約10億円をかけてオープン。2006年9月から町地域振興が、運営していた。
 スキー場のリフト収入を主に運営してきたが、07シーズンは記録的な暖冬で、単年度収支で約4,100万円の赤字。町地域振興の累積赤字は約7千万円を見込み、撤退を決めた。(2007/ 6)
◇「いぶきの里スキー場」(岡山県) 総事業費14億8千万円。
 新見市(岡山県)が、「隣接する千屋温泉と相乗効果を狙う」いスキー場を建設。
 スキー場事業は、95年に策定された同市総合振興計画に盛り込まれていた。2001年着手の予定だったが、00年秋の鳥取県西部地震の影響で着工が遅れ、2002年12月オープン予定に変更。(さらに1年遅れて2003/12月オープン予定になった。=管理人の注:)
▼ 総額 50億円以下▼
◇旭テングストンスキー場(島根県旭町) 総事業費45億円
 スキー場経営の天狗石リゾート株が自己破産。第三セクターで、負債総額44億円は県内の三セクでは最大の倒産となった。2001/7/30。
 過疎と高齢化が進む島根県西部で、地域の活性化を図ろうとした大型プロジェクト(総事業費45億円)の挫折。無理な経営計画が原因と見られている。
▼ 総額 100億円以下▼
◇木曽駒高原スキー場 60億円
 ちなみに、スキー場の土地は借地権で、除雪車・圧雪車などの車両類は含まないが、リフト6基、レストラン2棟、レンタル用品など総額約60億円をかけた設備が5,000万円という破格で売りに出された。

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▼ 総額 200億円以下▼
◇ 川場スキー場は100億円以上を投じて1989年に開設。
◇ 人口千人の長野県王滝村が抱える債務は今年度末で44億円。その四分の一が村営スキー場の債務だ。ゴンドラや入浴施設を整備したが、スキー客がピークの十分の一に減少、村の財政は危機に陥った。
 スキー場に投じた資金は130億円に上る。
◇ 東急不動産が160億円をかけて開発した花園スキー場
 3億円で買収したオーストラリア資本の日本ハーモニーリゾートによるもの。
▼ 総額 200億円以上▼
◇新潟県妙高市のアライマウンテンスキー場、投資稔額は500億円
 ソニー創業者である盛田昭夫の長男、英夫氏の夢が託された、世界に誇るリゾートだったが、レイケイの投資稔額は500億円(初期投資約250億円、追加投資約250億円)に及んだとされ、開業当初から苦しい経営が続いた。
 新井リゾートは1993年に開業し、残念なことに、2006年に営業を停止した。土地と建物は市税の滞納で公売にかけられ、ホテルロッテが15年に18億円で落札。
 たぶん多額の費用をかけ、'18シーズンに「ロッテアライリゾート」として11年ぶりに再オープンした。インバウンドの力も借りながら復活を目指す。
◇福島県のアルツ磐梯リゾート、総事業費900億円
 国のリゾート法適用第1号だった。総額1,500億〜2,000億円を投じて猪苗代湖に近い丘陵地を開発する計画だった。しかし、出資企業が相次ぎ撤退。現在は「アルツ磐梯」の名称でスキー場とゴルフ場、ホテルの3施設を運営している。
 900億円も投資して開発された巨大リゾート。そのリゾート投資の中にスキー場もある。
◇「レイクスキー場」(北海道)
「マリンスキー場」(北海道) 総事業費665億円
 エイペックス、カレント 破産宣告受ける。負債は2社合計で1014億8700万円。
 レジャー事業を積極的に展開し、ゴルフ場3コース、ホテル2カ所、スキー場2コースの経営。
  エイペックスは、バブル期の頃に登場した北海道の「 カブトデコム 」(カブトグループ) を親会社とするリゾート分野担当の企業である。平成2年に総事業費665億円をかけて、巨大ホテルと関連施設( ゴルフ場、スキー場等 )を建設した。

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リフト・ゴンドラリフト
◇「苗場・田代ゴンドラ」は  総工費は40〜50億円ていど
【 コクドは、新潟県湯沢町の苗場スキー場で、全長5,481メートルのゴンドラリフトを、来2001年11月に設置する。苗場に近い田代、かぐらみつまた両スキー場を、約15分で移動でき、現段階では世界最長のリフトになる。
 関連施設経費を合わせた総工費は40〜50億円ていど。「世界最長」を売り物に、バブル崩壊以降低迷が続くスキー客のテコ入れ狙う。
 新リフト「苗場・田代ゴンドラ」は、新潟陸運局が設置を許可。8月から1年余りをかけて建設し、スキーシーズンに間に合わせる。
    その後2001年12月に開通した「苗場・田代ゴンドラ」(愛称「ドラゴンドラ」は、あのユーミンが名付け親)。
    傾斜長は世界最長の5,500m、支柱本数は35本。運転速度は 6m/s(= 時速 22km/h)で、苗場〜田代間を約15分で結ぶ。原動機出力は1,300kW。
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◇北志賀の竜王スキー場(長野県) 160人乗りのロープウェイを60億円
 民事再生法の適用を申請2005年07月。負債70億円。91年に160人乗りのロープウェイを60億円で完成。
透明スペーサー
◇町営・ぴっぷスキー場(北海道比布町) 2000万円かかるワイヤ交換ができず、
 開業年(一部は自治体が運営を民間から引き継いだ年)を答えた157スキー場のうち、半数近い73カ所が開業後30年以上。スキー場は10〜20年でリフトのワイヤや電気設備の交換が必要とされ、30年以上でより大規模な修繕を求められる。
 北海道比布町(町営・ぴっぷスキー場)は、2000万円かかるワイヤ交換ができず、2008年にリフト1基を廃止した。同町は黒字経営だが、老朽化した残り6基は更新のめどが立っていない。 (日経新聞2010.12.05より)

 ちなみに、
 国内全体のリフト(普通索道)乗車回数とフト売上は
'92シーズン 7億5千万人で、ピーク。収入は93、95年の約1,500億円
'00シーズン 5億2,278万人(上記比 31%減)。収入は04年に890億円(または810億円)(上記比 約43%減)

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人工降雪機・圧雪車
◆人工降雪機
 「町営・井川スキー場腕山、5億円以上する人工降雪機の更新期が迫るものの、今の財政事情では無理」(徳島県三好市)。(2010.12)
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◆人工降雪機
降雪機施設台帳(平成17年8月現在 *****株式会社)
設備名	仕様		メーカー名		型式	買取年月日		買取り価格	備考
・降雪1号車	・自走式		樫山工業		KB911	H 2.12		15,000,000円	買取
・降雪2号幸	・自走式		樫山工業		KB911	H 2.12		15,000,000円	買取
・降雪3号車	・自走式		樫山工業		KB911	H 4.7		18,130,000円	リース対応
・降雪4号車	・自走式		樫山工業		KB911	H 4.7		18,130,000円	リース対応
・降雪5号車	・自走式		樫山工業		KB911	H 4.7		18,130,000円	リース対応
・降雪1号機	・固定式		樫山工業		KB703ZT	H 5.7		16,616,000円	リース対応
・降雪2号機	・固定式		樫山工業		KB704ZT	H 5.7		16,616,000円	リース対応
・降雪3号機	・固定式		樫山工業		KB705ZT	H 5.7		16,616,000円	リース対応
・降雪4号機	・固定式		樫山工業		KB706ZT	H 5.7		16,616,000円	リース対応
 (人工降雪機は1機2千万円弱、圧雪車は1台3千万円前後。こういう費用をかけて雪を創り、保守してくれているのです。)
透明スペーサー

◆人工降雪機(菅平高原・ハーレースキー場) 2018/03/22追加
 人工降雪機は1台1,500万円ほど?とか。主動力は電気。移動式の降雪機は16台、固定式は50台ほど。
 ちなみに、2017年は02/08で人工降雪機を終了。その訳は、
 2/11から電気代の新しい月間契約。中部電力との契約電気代は、毎月の基本料金が100万円だか150万円ほどとか。もし2/11以降に1日でも電気を使えば、この1ヶ月分の基本料金がかかってしまう。
 それ以外にも、もちろん夜間に働く降雪部隊の人件費なども加わる。
 その年は、1/10以降は何度も冬将軍が来て、雪はたっぷり。しかもこの判断をした2月06日からは冬将軍が2つ続き、1週間は雪が降り続く予定。という次第。
透明スペーサー
 (菅平高原観光協会のパンフレットによれば、)菅平全体(注:ハーレースキー場以外も全て含む)では、約120基ものスノーガン、スノーマシンがあるので、スキーエリアはいつもフカフカのパウダースノー。
透明スペーサー
 ちなみに、一段上に有る表は東北の某会社の降雪機施設台帳を見ると、平成2〜5年の買い取り価格は、1,500、1,660、1,800万円ほど。
 この30年で性能は上がってはいるが、価格はほとんど変わっていないのですね。
透明スペーサー

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◆圧雪車
ゲレンデ整備車及び施設台帳(平成17年8月現在 *****株式会社)
番号 	設備名 	メーカー名 	型式 	車体番号 	買取年月日 	買取り価格 	備考 
1 	圧雪1号車 	大原鉄工所 	SRH370 V 	3028 	H 9.12 	35,418,000円 	リース対応 
   	圧雪2号車 	大原鉄工所 	SRH240 V 	1317 	H 5.12 	29,230,000円 	リース対応 
   圧雪4号車 大原鉄工所 SRH370 5017 H10,12 21,000,000円 買取    圧雪5号車 大原鉄工所 SRH370 U 1153 H 6.12 34,850,000円 リース対応 2 ハーフパイプデザイナー H17.4 9,975,000 買取 圧雪2号車に装着

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スキー場の売却利益
▼ 売却利益▼
加森観光
 89年、米コロラド州の「スティームボート・スキー場」。翌年には米カリフォルニア州の「ヘブンリー・スキー場」を相次いで取得した。
 購入した米国のスキー場を97年に売却し、100億円強の売却益を手に入れた。

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スキー場の売却額
▼ 売却額 1億円以下▼
◇水晶山スキー場(秋田県鹿角市)  →無償譲渡
 経営する第三セクター「尾去沢鉱山観光」が経営難に陥り、私的整理手続きを進めていることが2005/11/14日、分かった。債務は約11億円。水晶山スキー場は市が尾去沢鉱山観光から無償譲渡を受けた後、新会社を指定管理者として運営委託する。
◇黒姫高原スキー場(長野県信濃町)  →数千万円
 JTB子会社・黒姫観光開発はスキー場などの営業権を、ライジングサンホテルズ アンド リゾーツ(東京・港)に譲渡を2004.05.21に決定? 売却金額は数千万円とのこと。
◇木曽駒高原スキー場(長野県木曽郡)  約60億円→5,000万円
 2004年、来場者の減少により予定を早めて2月で終了。4月に運営会社の旭砕石と親会社のシンワコーポレーションが自己破産し、閉鎖となった。
 「木曽駒高原スキー場を再生させる会」を発足し、新オーナーを探していた。
 ちなみに、スキー場の土地は借地権で、除雪車・圧雪車などの車両類は含まないが、リフト6基、レストラン2棟、レンタル用品など総額約60億円をかけた設備が5,000万円という破格で売りに出された。2005年1月30日にリニューアルオープン

▼ 売却額 5億円以下▼
猪苗代スキー場・中央(福島県) ??億円→(2億円→)1.2億円
 これは2010オフシーズン(2010.10)に、JMGから株マックスアースへの売値。JMGは2億円を希望していたが、資金繰りの厳しい?同社は、株マックアースに買いたたかれて1.2億円で商談成立とか。
 購入してすぐの'11シーズン。年末年始の数日、毎日の売上は1千万円とか。仮に大人1日券(4,000円)なら、2,500枚の売上金額に相当。これが1週間続いたのなら7千万円、10日間続いたのなら1億円になります。
 もちろんそれに伴う諸経費はありますが、1.2億円は大変にお買い得の金額だったようです。


 そもそも猪苗代スキー場は、昭和観光開発(株)が50年ほど前に開発したスキー場。2006/ 6、ジェイ・マウンテンズ・グループ(株)JMG(オリックス系?とか)が実質買収。
 同社は、2005年8月設立で、猪苗代スキー場の他に、川場リゾート、高鷲スノーパーク、ヘブンスそのはら、ノルン水上スキー場も経営。 (但し同社公式サイトは2011/08/23で更新が止まっている。)
 そのJMGから、株マックアースへの非公式な売却金額である。
グリーンピア津南(新潟県) 263億円→2億円:0.76%
 グリーンピア津南(新潟県) 2005年9月に津南町へ2億円で譲渡。
 2005年12月にすべてのグリーンピアの譲渡が完了した。ちなみにグリーンピア全13施設(北海道〜九州)の売却価格は48億2000万円で、建設費用(1953億円)のたった2.5%にとどまった。
 仕事をしない、仕事がひどすぎる、そのツケを国民にもってくる、あの社会保険庁(旧年金福祉事業団)の無駄遣いの象徴事業です。
 民間企業なら、担当責任者は切腹、社長は背任罪で告訴されるべき悪辣な事件です。
 ほかより
◇羽鳥湖スキー場(福島県天栄村)を経営する第三セクターの鎌房興業が、2004年4月に東京地裁に自己破産を申し立て。負債総額は約24億円。→2004年9月頃、リゾートトラスト(東証一部上場)に経営譲渡。落札金額は1億円。
◇ 関兵とグループ会社のアルファ・コーポレーション破産に伴い、トマムで同社が所有する4割分の施設は地元の占冠村に5億円で売却。
◇ 夕張市はマウントレースイスキー場など観光4施を、不動産会社「元大リアルエステート」に2億3,685万円で売却の本契約を結んだ(2017年2月8日)。

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▼ 売却額 10億円以下▼
◇花園スキー場(二セコ)  160億円→3億円
 二セコにある4つのスキー場のうち東急不動産が160億円をかけて開発した花園スキー場。04年に、オーストラリア資本の日本ハーモニーリゾートが3億円で買収。
◇北志賀の竜王スキー場(長野県)
 民事再生法の適用を申請2005年07月。負債70億円。91年に160人乗りのロープウェイを60億円で完成。
 支援先に、野村証券グループの債権回収専門会社(サービサー)ユニファイド・パートナーズ(東京・港)が固まった。支援金額は負債総額約70億円の1割程度のもよう(2005/11/01)。
◇斑尾高原スキー場(長野県)(2015.10.09)
 斑尾高原開発株が52億円の負債を抱え、2005年4月12日、民事再生を申請。
 ダヴィンチ・アドバイサリーが運営するファンドが出資する会社に、スキー場やホテルの資産と営業権を約8億円で譲渡。
 2012 年7 月に、マックアースが買い取り。
▼ 売却額 20億円以下▼
◇加森観光、安比高原スキー場など運営企業の全株式を、海外投資家らに売却(2016年6月、10億4,384万円)。その結果、東北エリアでの運営施設はなくなる。
◇グランデコスキーリゾート(福島県北塩原村)
 2003/12月中に東京急行電鉄から→東急不動産が約15億円で営業譲渡。
◇アライマウンテンスキー場(新潟県妙高市)  500億円→18億円
 ソニー創業者である盛田昭夫の長男、英夫氏の夢が託された、世界に誇るリゾートだったが、レイケイの投資稔額は500億円(初期投資約250億円、追加投資約250億円)に及んだとされ、開業当初から苦しい経営が続いた。
 アライマウンテンスキー場は1993年に開業し、残念なことに、2006年に営業を停止した。土地と建物は市税の滞納で公売にかけられ、ホテルロッテが15年に18億円で落札。
 たぶん多額の費用をかけ、'18シーズンに「ロッテアライリゾート」として11年ぶりに再オープンした。インバウンドの力も借りながら復活を目指す。
▼ 売却額 30億円以下▼
◇マウントレースイスキー場と隣接するホテル(北海道)
 松下興産が3月末閉鎖。夕張市「雇用確保や観光資源として不可欠」と、両施設を26億円で買い取り三セク運営引き継ぐ。一般財政規模が120億円余りの同市にとって負担は軽くなく、経営改善は急務だ。
◇妙高パインバレー(新潟県妙高市桶海)
 2005/7月20日 松下興産→APAグループ経営交代
 2005年 松下興産(旧)よりゴルフ場、リゾート事業を引き継いだ豊秀興産 → 特別清算へ(1,500億円)。 マウントレースイ、妙高パインバレー、津田沼スキー場を含む
▼ 売却額 50億円以下▼
◇大鰐温泉スキー場(青森県)
 藤田観光が撤退し、スパ施設は閉鎖。開発を主導したタウン開発も、3セクへの貸付金33億円を放棄することなどを条件にスキー場から手を引いた。
▼ 売却額 50億円以上▼
◇加森観光、安比高原スキー場など運営企業の全株式  →約52億円(推定)で売却
 岩手ホテルアンドリゾートは、安比高原スキー場とリゾートホテル複数棟、盛岡グランドホテル、メイプルカントリークラブ、安比高原ゴルフクラブなどを運営する企業。
 過去3期はいずれも赤字で、2016年3月期は2億7,500万円の赤字。アジアゲートホールディングス(A社)は海外投資家と共同で、加森観光から全株式を取得。内、A社の持ち分は20%で、投資資金は10億4,384万円。(2016年6月)
◇西武HD、米シティに12施設売却 ニセコスキー場などを計62億4200万円で
 2006年12月7日、経営再建中の西武ホールディングス(HD)は、子会社のプリンスホテルが保有する国内12のリゾート施設を、シティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパンに売却すると発表した。不採算事業を早期に切り離してリストラを加速させる狙い。譲渡額は計62億4200万円で、簿価との差額約24億円の売却損を計上する。
 売却する12施設は次の通り。
 ▽糠平温泉スキー場、ニセコ東山プリンスホテル、ニセコ東山スキー場、ニセコ東山プリンスホテルゴルフ場、ニセコゴルフコース、函館七飯スキー場(北海道)▽鯵ケ沢プリンスホテル、鯵ケ沢高原ゴルフ場、鯵ケ沢スキー場(青森県)▽阿仁スキー場(秋田県)▽湯沢中里スキー場(新潟県)▽表万座スキー場(群馬県)
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▼ 売却額 100億円以上▼
◇星野リゾート・トマム、中国企業が183億円で取得 運営は継続
 星野リゾート・トマム(占冠村)の全株式を、2015年12月に中国の商業施設運営会社、上海豫園旅游商城に売却する契約。星野リゾートが20%、米系ファンドが80%保有する株式を、計183億円で取得する。運営は引き続き星野リゾートが担い、名称も変えない。

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▼ 売却額 不明▼
◇八方尾根、栂池高原、岩岳スキー場
 白馬3スキー場を運営する白馬観光開発は、かつては東急グループであったが、経営不振などを理由に、2012年11月に日本スキー場開発への売却発表。同日付で東急グループから離脱した。買収額は明らかにしていない。
◇羽鳥湖スキー場(福島県天栄村)
 1980年に設立、1994年5月期には年商17億円をあげていた。2003年5月期で4億8700万円にまで減少し、'04冬のスキー客も約14万人にまで落ち込んだ。
 2004年4月に自己破産。負債総額約24億円。→2004年9月頃、リゾートトラスト(東証一部上場)に経営譲渡。落札金額は1億円との記事もある。
◇ハンターマウンテン塩原とマウントジーンズスキーリゾート那須
 丸紅は9月22日、スキー場事業から撤退を発表。栃木県に保有するスキー場2カ所を東急不動産に売却する。これにより2006年3月期に約70億円の損失が発生する見通し。丸紅の出資比率はいずれも70%で、残りは地方自治体などが出資。
◇奥大山スキー場(鳥取)
 大山3セク、スキー場運営から撤退 指定管理者公募。
 エバーランド奥大山は、町が1999年に総工費約10億円をかけてオープン。2006六年9月から町地域振興が、運営していた。
 スキー場のリフト収入を主に運営してきたが、07シーズンは記録的な暖冬で、スキー場をはじめ他部門の営業に影響し、昨年度収支は単年度で約4,100万円の赤字。スキー人口の減少などで厳しい経営が続いていた町地域振興の累積赤字は約7千万円を見込み、撤退を決めた。(2007/ 6)
◇ミノワスキー場
 リゾート施設経営、並びに「ホテルプルミエール箕輪」の運営代行もしていた、リゾート施設経営のエスティティコーポレーション、再生法(2003年2月17日)。負債3131億円、借入金重荷に。スキー場などの従業員約百四十人。「シーガイア」(宮崎市)の負債総額に匹敵する大型破たん。→米大手投資ファンド、ローンスターの全面的支援を受けて、来年2月までに一括弁済し、民事再生手続きを完了見込み。
◇アライマウンテンスキー場。
 車いすで楽しめるバリアフリーのスキー場とホテルを目指した。事実、儲かることのないハンディー・スキーにも力を入れた、障害者にも優しいスキー場だった。
 ソニー創業者である盛田昭夫の長男、英夫氏の夢が託された、世界に誇るリゾートだったが、レイケイの投資稔額は500億円(初期投資約250億円、追加投資約250億円)に及んだとされ、開業当初から苦しい経営が続いた。
◇川場スキー場(群馬県川場村)
* 群馬県・川場スキー場は100億円以上を投じて1989年に開設。
 97年8月、75%の主要株主で事業主体だった大都工業(中堅ゼネコン)が会社更正法申請→ 大都の持ち株は川場村などが引き取った。
→ 斑尾高原開発をスポンサー→ 2000年4月24日、川場スキー場を経営する第3セクターの武尊レクリエーション(現・川場リゾート)が民事再生法手続き。
◇ 2005/04 斑尾高原開発(飯山市)が民事再生法の申請 → 2005/09/01? オリックス系の投資会社、OPEパートナーズ(東京・港区)が買収。斑尾高原開発 から、川場リゾートの73%の株式を取得した。買収額は明らかにしていない。
◇長野県・王滝村村営スキー場(おんたけスキー場)に投じた資金は130億円に上る。
◇おんたけスキー場(長野県王滝村) (2015.10.09)
 2005 年、村営(王滝村)スキー場が19 億円の負債を抱え実質破綻。
 →加森観光が施設賃貸で運営。2011 年加森観光が撤退。
 →村営ののち →マックアースが運営受託(2012 年)。
(以下は、2004年10月26日 信濃毎日新聞掲載)
【王滝村のスキー場債務】
 スキー場の施設整備に伴う長期債務の残高が03年度末で約22億円あり、このうち償還期限を迎えた元金約6億3500万円の支払いが滞っている。
 本年度の償還予定額は、元利合わせて約2億4900万円。このほかリフトや自動改札機についても、03年度末現在で今後支払う必要があるリース料が約5億2000万円ある。本年度の予定額は約1億3700万円。
 現在、一時借入金でしのいでいるが、今冬のスキー客の入り込みによっては一般会計からの穴埋めが必要な状況だ。
◇東急不動産が160億円をかけて開発した花園スキー場(二セコ)。

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スキー場経営企業の売上高
▼ スキー場経営企業の売上高 2012-2013 ▼ (2015.10.09)

企業名経営する主なスキー場決算期当期売上前期売上
加森観光ルスツリゾート2013.0314,30013,600
星野リゾート・トマム星野リゾートトマム2012.114,4004,250
上越観光開発上越国際スキー場2012.123,9683,727
鈴木商会赤倉温泉スキー場2012.093,0872,767
ニセコ東急リゾートニセコ・グランヒラフ2013.032,2402,160
マックアースリゾートおんたけ2240スキー場2012.092,071876
勝山高原開発スキージャム勝山2013.031,8801,742
ガーラ湯沢ガーラ湯沢2012.091,8181,402
キロロアソシエイツキロロスノーリゾート2012.121,7563,162
東和観光鷲ケ岳スキー場2012.111,6581,898
富士見町開発公社富士見パノラマスキー場2013.031,4151,330
志賀高原リゾート開発一ノ瀬ファミリースキー場2012.111,3941,296
玉原東急リゾートたんばらスキーパーク2013.031,2591,245
蔵王ロープウエイ蔵王温泉スキー場2013.031,2121,178
五竜白馬五竜スキー場2012.121,1391,040
鉢伏開発観光ハチ・ハチ北スキー場2013.051,1001,050
武尊山観光開発武尊牧場スキー場2012.09892784
スマイルスキーリゾート湯沢中里スキー場2012.12750370
宮城蔵王観光みやぎ蔵王えぼしスキー場2013.03738745
北志賀竜王観光北志賀竜王スキー場2012.07610579
西武ホールディングス苗場スキー場2013.0323,84819,676
中部スノーアライアンス高鷲スノーパーク2012.052,8002,950
東急不動産グループ全体での売上高10,700
マックアースグループのスキー場関連事業売上高8,000
日本駐車場開発のスキー場事業売上高4,037(単位10万円)
       出所)『月刊レジャー産業資料』 2013 年11 月号に、桜田 照雄さんが加筆

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その他
▼ その他 ▼
◇ザウス  400億円→解体費約40億円
約400億円の事業費を投じて1993年に開業。2002年9月30日 閉鎖。
 ちなみに解体費は、約40億円。
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◇鈴蘭シャンツェ(高山市)11億円…スキージャンプ台
 高山市と下呂市の市境に近い鈴蘭(すず・らん)高原。ここに県内ただ一つのスキージャンプ台「鈴蘭シャンツェ」(高山市朝日町)がある。
 全日本スキー連盟公認のK点70メートルのノーマルヒルと、K点50メートルのミディアムヒルの2基。約530段の階段を上ると、高さ80メートルのノーマルヒルのスタート地点に到着する。
 旧朝日村が3年の歳月と約11億円を費やして、1995年に完成。翌96年の国体冬季大会の会場として使われた。なお競技人口 県内は20人。
 「11億円…スキージャンプ台」(mytown.asahi.com 2012年05月02日)より
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◇夏油高原スキー場(げとうこうげん・岩手県北上市)  スキー場設備を北上市から無償で借受け
◇夏油高原スキー場  土地の借地料約2,000万円
 岩手県交通を経営する国際興業と旧 和賀町が7:3の出資比率で第三セクターを設立し、1993年12月開業。経営難から2002年12月に、加森観光に経営権が譲渡された。
 加森観光は、スキー場設備を北上市から無償で借受けることにより運営を継続。しかし、1995年に26万人の入場者数は2009年には8万人に減少。2007年から3年連続で赤字。
 北上市はスキー場の支援のため、土地の借地料約2,000万円の支援を2010年の9月議会に補正予算として提出したが、9月24日に否決された

◇スキー場は10〜20年でリフトのワイヤや電気設備の交換が必要とされ、30年以上でより大規模な修繕を求められる。
 北海道比布町(町営・ぴっぷスキー場)は、2000万円かかるワイヤ交換ができず、2008年にリフト1基を廃止した。同町は黒字経営だが、老朽化した残り6基は更新のめどが立っていない。
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このスキーの話ページの新設日 : 1999/07/25.

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