1998年春の猪苗代でのこと。
ある日気がついたら、愛車のフロントガラス(=非常に高額!)に、かすかなヒビが入っていました。
その翌年の、1999年夏の東京でのこと。
ある日気がつかなかったら、再び愛車の新しいフロントガラスに、かすかなヒビが入っていました。車検に出した整備工場からの連絡で、初めて知りました。
原因不明のヒビ割れなんて、ユーザーにとって一生に一度あるかどうかの事件です。
それが2年続いたので、メーカーに電話を入れ、「そういうことが、この車種で起きているかどうか?」を質問しました。
さすがに素晴らしい会社で、「そういうことはありません」と即答。
「あなたの記憶ではなく、データーを調べた上で返事をしなさい!」と私。
その時は、たまたま運の良い私が、3億円の宝くじを2年連続で当てるほどの奇跡に出くわしたものと諦めていました。
(実は、2002/12に3回目のヒビ割れが発生。これについては、本項の最後に追記しました)
その1年後の今(2000年)、三菱自動車が社会をにぎわしています。
『三菱自動車工業は、リコール(無料の回収・修理)の対応となる顧客からのクレーム情報を、隠ぺいしていたことを認めた。
その上、川添克彦社長らトップが組織的な隠ぺい工作を知らない、というお粗末な実態も明らかになった。
三菱自の社内の調査委員会の報告の中身が、記者会見の席上で二転三転するなど、雪印乳業の食中毒事件での経営陣の醜態とまったく同じだ。トップが社内を把握していなくては、原因究明と再発防止といった非常時の危機管理策が出ようもない。
川添社長は、97年秋に発覚した総会屋への利益供与事件で、再生のために抜擢された。その時「オープンでクリーンな企業を目指す」と宣言したが、現実はむしろ悪化している。
同社の危機の根っこは深い。
』(2000/ 7/28日経新聞「社説」より抜粋)
これでは、昨年の同社からの私への回答も信じることが出来なくなってきました。
命を預ける自動車が信頼できないことは、なんとも恐ろしいことです。
もし三菱のスペースギアを使われている方で、原因不明のフロントガラスのひび割れが起きている場合は、ぜひお知らせください。
何人もの方がいらっしゃるようでしたら、まとまって交渉をしましょう。
もし他にいらっしゃらないようなら、奇跡のような確率に私が当たったものと判断し、このまま諦めます。
以上で終わるつもりでいましたが、またまた三菱自動車で不祥事が発生したので、以下に追加しておきます(2000/ 8/20)。
ちなみに、昨日のニュースでは、雪印乳業の北海道の工場の製品から毒素検出で、立入検査!です。
ここまで腐ったこの2社が立ち直るには、時間がかかることでしょうね。
◇短期間に重大事件が相次いだ「三菱自動車」(日経ビジネス 2000/ 8/21号より) |
| 発生年度 |
主な内容 |
米国セクハラ事件 | 1996年 |
米雇用機会均等委員会が米国三菱自動車製造をセクハラで訴訟。和解金40億円を支払う |
総会屋利益供与事件 (海の家事件) | 1997年 |
「海の家」利用料名目で総会屋へ利益供与。現役役員を含む幹部3人が起訴される |
リコール隠し事件 | 2000年 |
社員の内部告発によりクレーム届け出隠ぺいが発覚。記者会見場で、社長が初めてリコール隠しを知る |
組合費横領事件 | 2000年 |
男女2人の組合員による組合費横領の事実が発覚。1999年7月頃からはじめて1億数千万円。 |
何と、以上で終わりかと思っていたら、
20年強の長期にわたり情報隠しを行い、今回さらに3件のリコール隠しが、8月22日に判明。
偉そうに三菱だけを責めるつもりはありませんが、個人にも企業にも、志と良心があって欲しいと願います。
何と、以上で終わりかと思っていたら、
リコール隠しは、制度発足以来の30年間で、当然その件数ははるかに多く、「知らなかった」と先日の記者会見で話していた社長も知っていて、全社的な暗黙のルールであることが8月23日に判明。
もう、何をかいわんやで、コメントも控えます。
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◇3億円の宝くじが当たった?! (2003/ 1/ 1)
◇3億円の宝くじが当たった?! (2003/ 1/ 1)
2002/12/18、東京から猪苗代に移動。その夜になって気が付いたら、愛車のフロントガラスに、ほぼ円状のヒビが入っていました(直径で10数cmの円で、一部がヒビ無し)。
1998年春、1999年夏、そして約3年後の今回=2002年末に3回目のヒビ割れ。めったに起きないトラブルが、しかも私の1台のクルマだけで3度も発生。言わば「3億円の宝くじが当たった?!」というほどの、ほとんどあり得ない確率でしょう。
これは間違いなくメーカー側に問題があると、私は確信をしています。
これから三菱自動車と交渉に入る予定ですが、リコール騒ぎの収まった今、相手にして貰えるかどうか不明です。
4月に東京に戻ってから三菱にクレームの電話を入れました。検査の結果ガラスの外側、「ヒビの中心部に小さなエグレがあるので、間違いなく小石のようなものが当たって生じたもの」との診断。
「今まで使ってきた他社のクルマでひび割れの経験がない。友人たちも同様だ。まして当方は年間走行距離4,000キロ程度で、しかも小石などが飛びにくい雪道が中心。
それなのに3回も起きているので、車体の歪みが原因ではないかと言う専門家もいるが、この検査はしてくれたのか?」と私。
「車体検査は言われていなかったので行わなかったが、今回の原因は間違いない」と三菱。
納得は出来ませんでしたが、これ以上は水掛け論なので話は終わり。
もちろん別の修理工場に出し、また割れる可能性があるのでもっとも安いブランド無しのフロントガラスで注文し、修理代は159,864円。
もう三菱の車は使いたくないのですが、不景気のおり買い換えも出来ず乗り潰す予定で我慢しています。
(2003/ 8/02)
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★腐れきった会社・三菱自?! (2004/ 6/04)
三菱自
11万6000台リコール
パジェロイオなど10車種
三菱自動車は3日、多目的スポーツ車(SUV) の「パジエロイオ」など 10車種に不具合があったとして、11万6,352台のリコール(無料回収・修理)を国土交通省に届け出た。
同社は2日、これとは別に乗用車17車種、約16万3台の「リコール隠し」があったことを公表したばかり。製品への信頼低下は避けられず、急減中の国内販売の重しとなる。
リコール対象は「パジエロイオ」のほか、軽乗用車「ミニカ」、商用車「デリカ」など。不具合は計19件で、四輪駆動車の動力伝達装置のナットが緩み、車輪が脱落する恐れなどがある。
4月のリコールで交換した部品に加工不良が見付かり、再リコールとなった車種もある。いずれも事故は起きていない。2日発表した「リコール隠し」の分も近くリコールを届け出る。今年に入りリコールを決めたのは累計で約41万3千台に上る。
(日経新聞2004/ 6/04)
私自身、法を犯したことは無いかと問われれば、答はイエスです。常時10キロていどのスピード違反を心がけ?てクルマを走らせています。駐車違反、停車違反、立ち小便などなどもあります。たぶん国民平均かそれ以下のハズですが、これらが善いことは思っていません。
ですから偉そうなことは言えませんが、人間として、社会人として、犯しても許される限度というものがあるはずです。
それを超えてしまった企業の1つが三菱自動車です。
本年4月に三菱ふそうがリコールを発表し、以来リコール隠し、所轄官庁への提出書類の改ざん、隠れ改修など続々とボロが出てきました。これらも分社前に、三菱自動車の時代に起きていることです。
本来なら会社として、もはや存続出来る状態ではないと思いますが、雪印乳業とは違い三菱グループという強大なバックが支えようとしています。そうなれば、今度は三菱グループ自体が社会からどのように見られるか、分かり切っていることです。
国民年金の未払い・未加入者の問題が、4、5月にはマスコミを賑わしました。確かに未払い・未加入も良いことではないかも知れませんが、私から見ればどうでも良いことです。「一時」を入れれば、もしかしたら国民の7割以上?が犯罪者になってしまうような状態は、制度そのものの欠陥です。
それに比べて三菱自動車の問題は、過失ではなく、明らかな作為があります。しかも人の安全と生命にかかわる重大な問題です。何故マスコミがこの問題に大騒ぎをしないのかが、私には不思議です。
確かにフロントガラスの件で私が三菱自動車に不審を抱いているのは事実ですが、スキーに関わる自動車ということで、しっつこく今回も取り上げました。
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★前会長ら7人を逮捕、元社長ら6人を逮捕! (2004/ 6/13)
いい加減にしようと思いますが、
神奈川、山口両県警は6月10日、業務上過失致死容疑で三菱自動車の河添克彦元社長(67)ら元役員6人を逮捕。
業務上過失致死傷容疑で、三菱ふそうトラック・バスの宇佐美隆前会長(63)ら7人が逮捕された5月6日の強制捜査に続く2度目のメスだ。
国土交通省の石原大臣が「あまりにもポロポロ出てくるので、毎週報告しろ!」
石原・東京都知事は「横に三菱の車が来ると正直言って恐い」と。大半の都道府県がペナルティーを課しています。ある県警では、「出動時は他社のパトカーを優先して、出来るだけ三菱のパトカーは走らせないように」と。
などなどニュースは続いています。